仕事が山積みで不安になる日々
仕事が溜まって夜も眠れない。メールが気になって集中できない。家に帰っても頭が仕事でいっぱい──そんな経験、ありませんか？私も30代、家族がいる中で何度も同じ状況に陥りました。TODOリストを作ってもモヤモヤが消えないことが多く、「何を優先すればいいのか」とただただ途方に暮れていました。
不安を減らすコツは「翌日3つだけ」に絞ること
「翌日に必ず終わらせる最重要の3つ」を決めて、終業時に紙に書いておく。これだけで不安が大きく減り、翌朝の判断が速くなり、残業が減る。
なぜ”3つだけ”で仕事の不安が消えるのか？
- 認知負荷の軽減：選択肢が少ないほど決断エネルギーは節約される。
- 行動の優先順位が可視化：最も重要な2割に集中できる（パレートの法則）。
- 心理的な安心感：「これだけは終わる」という確信が夜の反芻を止める。
- 実行可能性：短時間で始められ、継続しやすい習慣になる。
明日からできる「翌日3つだけ」実践ステップ
「3つだけに絞れる訳がない」という反論はもっともです。会社で仕事をしている以上、やらないといけない仕事はたくさんある。それでも、その中で最重要・最優先の「3つ」を決めて、それは確実に終わらせる。そう決めると、思考が整理され、心理的負荷も大きく軽減され、結果として他の仕事も不思議と回り始めるのです。
「全部重要で優先順位は付けられない」ではうまくいきません。時間も体力も私たちの集中力も有限です。物事は全てトレードオフの関係にあるのです。
3つ絞る基準は以下を参考にしてみてください。皆さんの仕事の性質やご自身の性格に合わせてアレンジして問題ありません。
1. 緊急度が高いタスク
期日の迫っているタスク、特に明日が期日のタスクは漏れなく抽出。
2. 影響度の大きいタスク
放置すると他者に迷惑がかかる、あるいは進捗の止まるタスク。また、期日は少し先でも今着手しないと取り返しのつかないタスクも「小さく」着手。
3. 気持ちを重くさせるタスク
個人的には最重要。モヤモヤと頭の中に残り続ける気掛かりなタスク。これは「明日必ず」処理。
実践テンプレート（そのままコピペして使える）
終業5分ルーティン
- 紙（又はスマホメモ）を取り出す。
- 「必ず終わらせる最重要の3つ（A/B/C）」と書く。
- A：＿＿＿＿（目安所要時間：＿＿分）
- B：＿＿＿＿（目安所要時間：＿＿分）
- C：＿＿＿＿（目安所要時間：＿＿分）
- A,B,Cに着手するためのブロック時間（カレンダー）を自分で確保する。
- メモはデスクの見えるところに置く。
朝の1分ルーティン
- メモとカレンダーを見てA,B,Cを再認識。予定通り着手し、3つを完了させる。
具体例（3つの典型パターン）
パターン1：予定がタイトな「会議多めの日」
- A：午後の会議までに仕上げるべき提案の骨子（90分）
- B：上司への報告メール（10分）
- C：クライアントの質問に返信（15分）
パターン2：ルーチン業務＋突発対応の日
- A：週次報告の数値整理（60分）
- B：今すぐ終えられる簡単メール（5分）
- C：チームメンバーの依頼対応（30分）
パターン3：深刻な締切があるプロジェクト期
- A：提出資料の最終調整（120分）
- B：関連する小修正（20分）
- C：外注先に確認依頼（電話orメール）（10分）
翌日3つだけを継続するコツ
- 紙推奨：視認性が高く、手元に置くことで意識できる。
- 時間ブロック：カレンダーに時間枠を先に入れることが重要。
- 週1回振り返り：3つを決める基準の見直し、実行できているかの検証（10分程度）。
- チームに共有：チームメンバーにも「明日の最重要業務はA」と宣言すると外乱が減る。
あなたは仕事の不安をどのように乗り越えていますか？
あなたがもし今夜、仕事のモヤモヤで眠れないなら──まず5分だけこれを試してください。
「翌日必ず終わらせる最重要の3つ」を書くだけで、頭の中の雑音が確実に減ります。そして明日の夕方には確かな手応えと明日からの希望が見えてくるはずです。
やり方は皆さんの性格や仕事内容に合わせてアレンジしてみてください。あなたなりのうまくいった事例があればぜひコメント欄でシェアしてください。
Photo by Brooke Cagle (@brookecagle) on Unsplash
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